佐賀県佐賀市富士町 古湯温泉 扇屋 |
古湯温泉の旅館街の奥、嘉瀬川のほとりに建つ老舗旅館「扇屋」は気さくな女将の人柄か知人の家を訪ねるような気持ちでお世話になる。(07/19/2012)
大浴場「美人の湯」は本館から階下に下って別棟になっている。「美人の湯」の掛札に心曳かれて浴室棟に入る。どの宿にも「ぬる湯ですから普段より長めに。。」等と書かれてあるが、案外加温されていて「ぬる湯」を実感することは少ないのだが扇屋は違う。
加温循環・掛け流し併用は他の宿と代わりは無いが奥の大き目の浴槽は何時も「ぬる湯」が楽しめる。左側の小さめの浴槽はニンフが湯を注いでいる雰囲気の通り循環加温をしていて多少温度が高いが、奥の浴槽はノンビリ出来る。
小一時間も湯に浸かってから、屋根付の屋外の休憩所に出る。嘉瀬川からの川風が気持ち良い。奥に見える小さな離れは斉藤茂吉が大正九年に逗留した離れだと言う。
「ほとほとにぬるき温泉を浴むるまも 君が情けを忘れておもえや」や「うつせみの病やしなふ寂しさは川上川のみなもとどころ」等と言えば鶴霊泉を思い浮かべるが、実際はこの離れに病気療養で滞在したのだろうか?
佐賀県佐賀市富士町大字古湯873
旅館 扇屋
0952−58−2121
営業時間 | 11:00 | 〜 | 16:00 | 入湯料 (大人立寄) |
700円 | 泉質 | アルカリ性単純泉 低張性・アルカリ性・温泉 |
富士町第四源泉(徐福泉を引き湯)