週末になると大分に行きたくなる

 高速料金が定額1,000円に成ったせいか、週末になると大分に行きたくなる。朝から菜園の手入れを済ませて、昼から家内と大分に向かってしまった。(04/18-19/2009)


鍋山の野湯は良いなぁ・・

 このところ週末は高速を使わないと落ち着かない夫婦は、いつものように諫早ICから長崎道に乗って、九重ICまで直行した。このところ九重に行けば必ず立寄る桂茶屋で山女を頂いて足湯を楽しむ。

 やや熱すぎる足湯を楽しんでいたら、家内が早く筋湯に行こうと言い出す。家内に追い立てられて湯から上がり県道40号線を進む。

 筋湯温泉に到着したのは16時を少し回ったところ。お目当ては日本秘湯を守る宿の会員になっている「山あいの宿・喜安屋」さん。評判の全室に露天風呂が付いた離れの宿としても人気の宿だ。

 もちろん九重に、自称「別荘」である久住山荘を持つ、私たちは立ち寄り湯が目的。感じの良いご主人に迎えられて入湯。

 喜安屋さんも「泊まってみたいリスト」に記入。いい湯を楽しんで別荘に向かう途中、家内が急に「停めて」と言い出す。野焼きが済んだ九重の名物、蕨が目にとまったようだ。

 袋一杯、蕨を摘んで別荘に向かう。久住山荘に着いてみると、足元は野焼きの灰で真っ黒。慌てて温泉に入って手足を洗って汗も流す。一休みして夕食を済ませて、後はノンビリと過ごすばかり。何もしないのんびりとした時間が貴重に思えるようになった。

源泉掛け流し24時間入浴可

 明け方から鶯の声が聞こえる。春先と違って随分と上達した「ほーほけきょ」だ。朝食の前に朝湯に行こう。いつもなら山荘の湯に浸かるのだが、昨日の筋湯で気になった「日本一のうたせ湯」に向かう。

 早く着き過ぎたので足湯で遊んでいたら、時間前から開いたようで、うたせ湯から入湯客の声が聞こえる。うたせ湯も確かに良かったが、それ以上に湯船が、そして湯が良い。

 うたせ湯を楽しんでから、ついでに無料の公衆浴場「岩ん湯」が開いたので、そちらにも浸かってみる。この露天湯は良い。うたせ湯も有るし湯船の切石も喜安屋さん並で落ち着く。

 のんびりしすぎて朝食に遅れそうになって、慌てて山荘に戻る。家内は山荘の朝湯に浸かって身支度も済ませていた。

 普段なら朝食後は付近を散歩したりして過ごすのだが、今日は早立ちして別府温泉を目指す。車内で家内と話をするうちに海浜砂湯に行こうと話が決まった。

 ここで別府八湯のスパポートを求めたが切らしているとの返事だった。スパポートが無かったのは残念だが、砂湯自体は重さが気持ち良かった上に、シャワーの後で浸かった内湯が、なかなか良い湯だった。

夫婦で砂湯

 家内のスパポートが無かったので、足湯を試した後に、北浜温泉テルスマに寄って見るが、ここでも昨年の9月から置いてないという。

北浜温泉テルスマ

 仕方が無いのでJR別府駅の観光案内所に寄ってスパポートを貰う(100円は高いなぁ)これで別府八湯温泉道チャレンジの体制が整ったかな?

 家内が急に明礬温泉の岡本屋に行きたいと言い出した。まぁ10時のオヤツにプリンも良いかと岡本屋の茶屋で休憩。

 岡本屋さんは、家内にとっては小学校の修学旅行で泊まった宿。昔の雰囲気が残ってなくて家内は不満そう。ここまで来たら、この前見送った鶴寿泉に立ち寄り湯。

 そうこうしてたら、良い時間になってお腹も空いてきた。湯の里に行ってみよう。三階の食事処に上がって、せっかく大分に来ているのだから鶏天定食をチョイス。

 お腹が一杯になったところで、家内を残して、私だけ露天風呂に向かう。露天が混んでいたので内湯に浸かって空くのを待っていたら、なんのことは無い「カメラ持ち込み禁止」とのこと。残念。

 さて、明礬エリアから下ろうかと思ったが、ここにはヘビ湯や鍋山の湯という野湯がある。家内と一緒では、どうかなと思ったが、とりあえず上がってみる。

 車が何台か止っているところから徒歩で上がる。少し開けたところに出たら、遠くで全裸の土人(失礼!)が飛び跳ねていた。目の錯覚かと思って見直したら姿が見えない。

 上のほうの泥湯では10名ほどが楽しんでいる様子が見えるが、下の黒湯は無人。早速入湯。

 野湯を楽しんでいたら、さっきの土人が腰の周りだけ泥を塗りつけて入浴指導にやってきた。その後から岡山の親娘連れが合流。私と土人が裸のままで、しばし温泉談義に花が咲く?

 ヘビ湯にも未練があったが、土人の温泉への熱意に毒気を抜かれて下山。坊主地獄に立寄る。本当は併設の鉱泥温泉を楽しみたかったが、残念ながら立ち寄り湯は午前中だけとの事。

 諦めて一般道を由布院に向かう途中、火口の湯に曳かれて行ったら、なんとフェラーリの大軍団と遭遇。

 我がジムニーとは車両価格で10倍以上の差がある軍団を眺めていたら、家内が日田の琴平温泉で蕎麦が食べたいと言い出した。

 日田の琴平温泉で美味しい蕎麦を頂いて諫早に向かう。今週の夫婦の散歩はここまで。

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