狸親父は死ぬしかない


【後期高齢者医療制度】

 後期高齢者(75歳以上)は現在加入している国保や健保を脱退させられ、後期高齢者だけの独立保険に組み入れられた。私の母のところにも保険証が送られてきて、職場の健康保険組合には脱退の届けを出した。

 年金から保険料を天引きされると世間は騒いでいるが、母には年金さえない。私の扶養に入っているのだから今後の保険料は私が負担するしかない。介護保険も既に私が支払いを続けている。

 従来、75歳以上の高齢者は、障害者や被爆者などと同じく、“保険料を滞納しても、保険証を取り上げてはならない”とされてきたが、今後は滞納者は保険証を取り上げられ、短期保険証・資格証明書を発行されることになったという。

 また、保険料は2年ごとに改定され、後期高齢者の数が増えるのに応じて自動的に保険料が引きあがるという。こんなもの保険じゃない。75歳以上は持病の一つや二つ持っているものだ、人口比で考ええて後期高齢者が増えるのは当たり前だ。保険の構成者が全て病院に行くのに保険なんて言葉は欺瞞に過ぎない。

 病院に行かない健康な人が多くて、一部が病院にかかる。そんな状態で保険は成立する。全くの言葉の遊びだ。

 確実に、二年毎に保険料は上がる。

 母が生きてる間、施設の費用7万5千円程度+小遣い二万五千円+介護保険と後期高齢者保険料で約1万円?(二年後には高くなるだろう)毎月、約11万程度、年間では130万を超える負担をしていくしかない。

 今はなんとか負担に耐えられるが、自分の役職定年は3年後、その4年後は定年退職。そのころには確実に破綻するだろう。

 破綻してしまってから他人様にも子供にも世話は掛けたくない。還暦前に死んだほうが良いのだが、母が生きている内は死ぬわけにも行かない。

 将来を悲観して家族を巻き込んで自殺などのニュースを見ると、他人事ではないと思ってしまう自分が居る。こんな時代に長生きしてどうする。働けるだけ働いたら後は黙って死んでいくしかないだろう。健康など気遣っても仕方ない。

【終末医療】

 健康と言えば、健康増進法なんて要らぬ事、目先の医療費が医師会の圧力で減額できないから、間接的に病気に成るなと言うのだろうが、長生きすればするほど年金支払いは増え、いつかは死ぬのだから医療費は先送りになるだけで減りはしない。

 ごく少数の富裕層の人間は馬鹿な法律など無くても自分の健康・延命に執着する。貧乏人は長生きするほど不幸になる。

 お国も終末医療の延命措置は止めさせて、どうせ死ぬものなら金を掛けずに死ねという。1時間以上時間を掛けて面接の上で、自分の終末医療の内容を選択させるという。

 当然ながら私は苦しむのは嫌だし痛いもの嫌いだから苦痛は抑えてもらっても、無駄な延命措置など欲しくない。

fwd-net長崎・諫早 管理人(04/29/2008)


 

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