にわか門徒のため息(枕経はどうしよう!)

 仕事から戻ってきたら突然の病院からの電話。父が亡くなった??なぜ?まだ六十六だよ。とにかく走ろう。

納棺

  諌早から博多に高速を走る間も、父の死が信じられなくて頭の中は混乱。2時間ほどで家内と救急病院に到着。母は混乱して要領を得ない。ただ「父さんが可哀想だから早く連れて帰って」と言うばかり。救急外来の医師から説明を受ける、心筋梗塞と思われるが呼吸不全としか言えないとの事。病院としては精一杯の対応をしてくれたことには感謝。

【病院からの搬送】

 さて、父の遺体をどうして両親のマンションに移す?出来れば勝手の判る諫早に連れて帰りたいが、母がなんとしても自分達のマンションに連れて帰ってくれという。しかたがないので病院に斎場を紹介してもらう。一時間ほどで城南区の美花園さんが来てくれた。エレベーターの無い古いマンションの4階まで担架で搬送。安置。

【お寺さんの手配】

 布団に寝かせてホット一息ついたらお寺さんが心配になった。このままでは「枕経」もあげてやれない。父の実家へ電話を入れて、実家の菩提寺天台宗「観音寺」さんへ連絡。筑後吉井から来てもらうわけにも行かないし、このときは滋賀の比叡山でお勤めとの事、頼んでお寺を紹介してもらう。ややあって同じ御宗旨である筑紫野市の武蔵寺さんに依頼したから電話を入れるように指示が来た。明日やってきてくれるそうだ。これで葬儀の手配も出来る。お寺さんが決まらないと、なにも進まない。(天台宗のお寺は少なくて・・・)

【納棺】

 亡くなったのが、4/25の20:05で、自宅に帰ったのが23:30だ。枕経をあげて貰ったのが、よく4/26の13:00だった。葬儀屋さんに来てもらって納棺。やっと人心地がついた。

【メモ】

・よく救急病院と葬儀社が云々と聞くが、知らない土地では紹介してもらうしかない。今回は城南区の安藤病院も葬儀社の美花園さんも親身になってくれてありがたかった。

・葬儀の手順はマンションに戻ってから、祭壇・棺・会葬御礼・骨壷等など取り決めを行う。親族等から葬儀の世話役が出て事務的にやってくれると助かるが、実家から離れた分家では遺族が決めるしかない。本通夜の食事などは都度決めさせてもらうようにした。自分の状況を素直に話すのが良い結果を招く。

・遺影の写真を選んで渡すのもこのとき。私は三月の娘の結婚式に来て、満面の笑みを見せていた写真を選んだ。デジカメのデータを渡せればよかったが、準備をしていなかったので、プリントから頼んだ。

・友引などでなくても、火葬場が日曜に休む地域では、仮通夜二日、本通夜、告別式と4日かかることもある。

・埋葬の手続きは、葬儀社に頼む。死亡診断書は自分で取りに行く。死後の処置をしてくれた看護婦さん達へは、お菓子を買って御礼とした。

・お寺さんへのお布施などは、率直に聞いたが、お任せしますとの事だったので、実家の寺に聞いて決定。枕経から葬儀、戒名までで25万+足代5万=30万とした。

・親族への連絡は両親の実家へ連絡して、そこから連絡してもらう。直接連絡をしていては時間が掛かるばかり。(始めは直接掛けていて失敗)

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