人吉球磨温泉めぐりモバイルラリー 泉極SAGARA 参戦報告

 人吉球磨地方といえば、私にとっては球磨焼酎「白岳」の郷。そこで「泉極SAGARA」なるものが行われていると知ったのは正月8日になってから、我が泉友「ヒジカタ氏」からの連絡であった。人吉球磨の相良家天下湯一を目指してみるとしよう。


我が愛する球磨焼酎の郷にて不穏な騒動が勃発しているという(芳野旅館の地酒コーナー)

■泉極SAGARAとは

 聞くところに寄れば平成23年10月15日の事。鎌倉時代から700年続いた人吉球磨地方の相良家に於いては名湯群雄割拠し争いが絶えなくなって久しい。そこに無名の武士が現れ人吉球磨地方の天下湯一を図るというものだそうだ。携える得物は刀槍ではなく今時の事だから携帯・スマホのみ。

 平成の御世ともなれば極秘にすべき領内の地図も、戦闘方法を示した兵法書ともいうべきパンフも何処にでも溢れていた。戦略拠点の情報が記された「人吉温泉本」まで簡単に手に入る。


人吉温泉本は人吉・球磨月間情報誌どぅぎゃん別冊 定価525円

 もはや相良家には泉極を戦える兵法者は皆無というべきか。これなら42箇所の外城・砦の攻略など別府八湯温泉道・九州温泉道を戦い抜いた身には容易い事だと思えた。

■いざ「泉極SAGARA」に参戦す

 肥前諫早から長崎道・九州道を走ること270km。3時間半で現地人吉に到着し、スマホで事前にサイトのQRコードを読み込んで「無名の武士」として参戦登録は済ませてある。

 登録名称は「温泉会員第3693号」であった。QRコードで登録だけの軟弱者も居るだろうが銭湯開始から3ヶ月間で、このように多数のエントリーが有るとは。

 そのまま人吉温泉は元湯を攻略。

人吉温泉 元湯 人吉温泉いわい(ホテルさ蔵)

 とって返して直ぐ近くのホテルさ蔵に向う。


なかなか目立つポスター

 攻略の要、QRコードの有るポスターは脱衣室に掲示されている。脱衣室内でスマホを使ってQRコードを読み込んでいる姿は様にならない。

 向かいのホテルひのき屋に向かうが、人吉温泉「いわい」が「さ蔵」で「いわい温泉」が「ひのき屋」とは紛らわしい。

いわい温泉 ホテルひのき屋 芳野旅館(レトロで良い宿だ)

 ここで隠れ家の芳野旅館に向う。相良家の所領を攻略するからには、相良家所縁の宿を隠れ家にするのが相応しい。


ひっそりと隠れ家の芳野旅館にジムニーを停める

 このまま宿で休んではいられない。近場の攻略に向う。宿代も支払ったし懐の中には福沢諭吉先生が二人しか居ない。銀行のATMは閉まっているし、宿の近くにココストアーは有ったがコンビニATMは置いてない。

 人吉駅前まで来れば有るだろうと期待したが甘かった。宿で勧めれれるままに球磨焼酎の試飲をしたからにはジムニーに乗る訳にもいかない。

 人吉球磨の相良家は天下湯一を目論む余所者に軍資金を現地調達させない方針のようだ。

朝陽館 ビジネスホテルあおやぎ

 駅前周辺で6箇所目の砦を攻略したので、相良家の傭兵となりおうした。どの湯も炭酸水素塩泉の寛いでしまう湯の為、攻略に時間が掛かり容易く廻る事は出来難いと悟る。人吉・球磨は思ったよりも手強い。


何度か訪ねた新温泉から夜の街へ。。。。しかし軍資金が心細い。

そして翌朝を迎える

旬夏秋冬キャンペーン 人吉・球磨温泉めぐりキャンペーンHP

01/15/2012更新

01/15/2012作成

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