さが恵比須八十八ヶ所巡りを楽しんでみよう 発心の道場 |
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佐賀市内には七百七十五体の恵比須様が祀られていると言うが、その中から八十八ヶ所を札所として「恵比須巡り」を楽しんで町興しをしようという試みが平成23年10月1日にスタートした。さが恵比須八十八ヶ所巡りだ。 発心の記などと大した動機ではなく、何時ものように湯巡りをしている時に、熊の川温泉の鵆の湯の管理人さんが「通い帳」という云わば御朱印帳を渡してくれた。全61ページにもなる立派な冊子だ。ここから私の「さが恵比須八十八ヶ所巡り」がスタートした。 ■07/13/2012 冒頭に記載したとおり、鵆の湯で管理人さんから通い帳を頂いて、その場で最初の朱印を頂いた。トップの写真の85番札所「湯上り恵比須」様だ。 ■07/19/2012 今日は富士町で湯巡りの日。古湯温泉の湯巡りの合間に亀屋さんで銘菓ゆりを求めて「かめや恵比須」に詣でた。そのまま三瀬に向かう途中のダムの駅富士しゃくなげの里で86番札所「太閤恵比須」に詣でる。なんでも太閤秀吉が腰掛けた太閤石にちなんで建立されたそうだが、なるほど太閤らしく野放図な姿が好ましい。ここのアイスクリームは美味。 三瀬温泉の湯を楽しんで佐賀市最北端に鎮座した88番札所「三瀬やまびこ長寿恵比須」に参拝。今出来の恵比寿様とは云えども、なかなかハンサムな恵比須さまだ。 そのまま国道を下り途中左折して佐賀県の文化財でもある肥前名尾和紙の工房を訪ねる。展示室を拝見したが、ここは家内と来ないと私のようなガサツな人間には価値が無い。とりあえず84番札所の名尾水宝恵比須に参拝。 来た道を戻って国道に出て佐賀大和ICの手前の元祖吉野家に立寄る。白玉恵比須さんの手のひらに乗った饅頭に曳かれて店内に入り6個入りの小さな白玉饅頭を買ってからスタンプを頂いた。けっこう旨い。 金立サービスエリア近くの徐福記念館から奥に入った夢郷庵という茶室の玄関脇に徐福恵比須が祀られていたが、ここは土日のみの開館でスタンプは徐福長寿館で頂く。スタンプを頂いた上に綺麗なお嬢さんからハーブ茶をご馳走になった。感謝。 迂回し南下して旧徳永の宿にやってきた。徳永飴総本舗は直ぐに判ったのだが恵比須さんが見当たらない。何度か行き来して、ふと下を見ると案内看板の下に石垣に沈み込むように鎮座する恵比須さんに気が付いた。なるほど「沈み恵比須」だ。飴屋さんで貰った飴が旨い。今度は飴を求めにやってこよう。 そのまま南下してグラスコート佐賀から右折すると忠兼総本社。ここにも恵比須さんが待っていた。お店が準備中の掛札が出てたのでスタンプは諦めていたら入り口脇にスタンプが置いてあった。配慮だなぁ。 国道に出て北に戻ってイオン佐賀大和の大きな店舗に入る。赤子を見つめる優しい恵比寿さまが祀られている。恵比寿さんの脇にスタンプはドレスの店舗に有ると書かれてあったので奥の専門店街に向かう。おじさんには縁がない店構えに躊躇してたらお姉さんが「スタンプですか?」と聞いてくれた。感謝。 この後は、国道34号に出てバイクルハウスで78番札所の米俵願かけ恵比須さんに参ったのだが、カメラもケータイもバッテリー切れで写真無し。今日だけで10ケ所。通算で11ヵ所の恵比須さんを巡った勘定だ。通い帳に依れば初級の巡礼者になった事になる。
■08/02/2012 佐賀駅構内に車を停め(20分無料)て入場券の代わりに通い帳を見せて下り線ホームに上がると1番札所の旅立ち恵比須さんが迎えてくれる。御朱印は観光案内所で押してもらった、。 駅前から南下してエスプラッツというビルに向かう。近くに契約駐車場があるので車を停めてアーケードに進むと北東の角に8番札所の長崎街道恵比須さんに出会える。 2階に上がって佐賀市観光交流プラザで御朱印と10ヶ所達成のシールを受け取る。なかなか良いデザインのシールだ。 ビルの南西の角にも恵比須さんが祀られている。10番札所の女恵比須さんだ。そのままビルの東側に行けば道路向かいにある京風茶房おちょぼ白山店の角に「西宮」と書かれた玉の井恵比須が鎮座する。 ここから南に行けば沢山の恵比須さんに出会えるのだが、今日は野暮用を抱えているのでここまでとする。 ■10/13/2012 九州温泉道を楽しんだ帰りに諸富辺りの恵比須さんを訪ねてみた。73番札所の宝島恵比須さんだ。飛鳥工房という木の玩具を製造販売している方が世話人さん。肝心の恵比須さんは駐車場の入り口で大きな鯛に乗っておられた。 筑後川を越えて川沿いの割烹津田屋さんの庭には72番札所の夕暮れ恵比須さん。そろそろ陽も暮れてきて本当に夕暮れ恵比須さまに成りそうだ。 もう少しと思って71番札所まで廻って、恵比須さんには参れたが札所の「もろどみ一番館」さんが17時までの営業時間のため御朱印は無し。 筑後川に架かる昇開橋を眺めて今回の恵比須さん巡りは終了。(只今御朱印17ヶ所) ■10/20/2012 歩行運動も兼ねて佐賀中央繁華街の恵比須さんを訪ねてみよう。まずは29番札所の「まつばら工房」の楽天恵比須さん。 ちょうど御主人が張子えびすの絵付けをされていて、絵付け途中の満願成就の恵比須さんが20体ほども並んでいた。一つ一つが手作りの為、現在3ヶ月待ちの状態だとか。御主人には申し訳ないが、わたしも頑張って「張子えびす」を頂くと心に決めた。 このまま近くの茶房島内に廻って28番札所の都恵比須へ。大き目の鯛を抱えてにこやかな恵比須さんだ、 北に道をとって「にこにこ福笑い恵比須」へ向かう。ここは玉屋さんで、恵比須さんは南館の道向こうに鎮座する。御朱印は南館の二階で頂いた。 県庁通りを、そのまま北に向かい左手に49番札所の四宝珠恵比須が祀られる。昼間の御朱印対応は宝珠らしく宝石専門店の太平社さん。 その気には50番札所のハンサム恵比須がいらっしゃる、タツミモータースさん。御朱印は恵比須さんの脇に置かれてあった。 なんだか新しい恵比須さんだと思ったら二代目だそうだ。なるほど端正なマスクでいらっしゃる。さて、此処で御朱印帳には22個の朱印が集まった。 四国八十八箇所で云えば、発心の道場は阿波徳島の1〜23番札所を指し、次の修行の道場が土佐高知の16ヶ所、同じく菩提の道場が伊予愛媛の26ヵ所、最後が涅槃の道場で讃岐香川の23ヶ所と成る。 まぁ、今回の「さが恵比須八十八ヶ所めぐり」は22ヶ所毎に分けてみることにしよう。 【修行の道場へ至る】 さが恵比須八十八ヶ所巡り |
10/20/2012更新 10/13/2012更新 08/04/2012更新 |