石橋好きには有名な、「瑠璃光山」の文字が刻まれた妙相寺の石門。もともとこのお寺は、寛永19年(1642)に創建された今籠町の宗円寺であり、本尊薬師如来が人々の尊崇を受けていたが、 衰微し廃寺同様になっていたという。この宗円寺を延宝7年(1679)に晧臺寺五世逆流禎順が再興、 瑠璃光山妙相寺と改称し、晧臺寺末寺としたと伝えられている、そして、この扁額は逆流の筆によるとも伝えられているので、そのときの建立なのかもしれない。
手前のダムには、まぼろしの石橋が眠っている。