水神社(東彼杵町)

 長崎街道の宿場町、千綿宿から水神橋を渡って瀬戸郷の海岸に水神社が鎮座している。(06/27/2008)

 ここ水神社と彼杵の八坂神社で年代わりで踊町を勤め祇園祭を行っていると聞いていたが、こちらでは7月下旬の日曜日に祇園祭を行っているという。祭神は美都波能女命(ミズノメノミコト)。

 拝殿は平成4年に改築したもので鳥居は寛政五(1793)年の建立。言い伝えに拠れば此処の渕に魔物が居て他国の船が近寄らなくなって千綿宿が寂れてきたとき、住民が話し合って水神社を勧進し祀ったという。

 社の下に有った改築前の瓦には三ツ星が見える。社殿の裏に廻って改めて海岸に出て東彼杵を眺めると八坂神社の鎮座する場所が良く見える。

 此の地の祇園祭については良くは判らなかったが、祇園さんと言えば牛頭大王であり須佐之男命。どちらにしても彼杵宿の八坂神社と千綿宿の水神社は深い関係に有るようだ。

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