阿蘇神社(諫早市小長井町長里) |
国道207号から長里川の上流に向かって、左の高台に鎮座する阿蘇神社は長里地区の氏神。(04/20/2008)
弘和元(1381)年に肥後の阿蘇神社の分霊を奉請し、船津に祀ったが、その後、今の長里小学校の辺り、次に享禄元(1528)年、現在の場所に遷座したという。
神社の下には諫早の木「ひぜんまつみ」が茂り、その下には年中清水が湧いている。
また、この阿蘇神社の北側を竹崎街道が通っていた。
【長里・阿蘇神社のヒゼンマユミ】
ヒゼンマユミはニシキギ科の常緑樹で明治39年、大村の千葉常三郎氏が諫早公園で発見。明治2年に牧野富太郎博士が原標本産地として学会に発表。「肥前で発見されたマユミ」の意味で、この名がつけられた。
晩秋には黄色い果実をつけ四つに割れた実から赤い種がのぞく。昭和50年「諫早の木」に選定され平成17年3月1日の市町村合併後の諫早市においても諫早を代表する木として再び「諫早の木」に選定された。
本市のヒゼンマユミの群生地としては諫早市城山暖地性樹叢内、天初院のヒゼンマユミ群生地がある。
文化財指定案内看板から
冬に成るヒゼンマユミの実
06/07/2008更新