対馬厳原の石積みは美しい。久しぶりに来ています。

 対馬の石垣は大変有名だが中でも厳原の旧市街に見る石積みは石垣・防火壁などと、どの石積みを見ても美しい。(08/29/2003)

今屋敷の防火壁

 上の写真は県の文化財指定も受けている「今屋敷の防火壁」だが天保年間に延焼防止に築かれた石垣。厳原の旧市街に数箇所残っているが、どの石垣も美しい。

八幡神社の石塀

 大きな石を混ぜながら、その間にセン状に石を組み不規則な並びと石の色合いの素晴らしさに見とれてしまう。

 冒頭から石積みへの思いを書き込んだが、今回は地元の営業所の所長の相談に乗るのが用件その1、あとは、その部下の相談に乗ること。ほとんど空き時間ばかりの出張だ。時間はユックリ有るし厳原から出る用件も無いので空港からバスで厳原に向う。

 バスを降りて佐野屋橋を見に行く。実は2001年に撮った写真が石橋と判り難い写真だったので撮り直す。今は満潮の時間帯だから何カットか撮った後は萬松院に向う。今日は萬松院の中には入らずに墓所の入口の石橋が目当て。

 厳原には多くの石橋が架かっていたが河川改修などで現時点で私が確認できているのは、上記の2橋と以下の石橋。もっとも石材を渡しただけの石橋は各所に見ることが出来る。石造物としてはアーチ橋の形式を持つ水門も有るらしいが確認には至っていない。

 石橋ついでに、もう一ヶ所。この橋は柳橋といって大正13年に石橋に架け替えられていたが今はコンクリートの橋に成っている。此処まで廻って用件1を片付けて、金石館の川向で昼食。

 昼食後に用件の残りを済ませて自由の身になった。今屋敷の湯島天神さんに行って見よう。学問の神様、菅原道真公も神々の宝庫である対馬の国では肩身が狭いのか多少、寂れて感じるのは仕方が無いか。この社の前を通って清水山城に上がれるが今日はパス。

 上の写真の真ん中にある二の鳥居の下から脇に入ると旧県社の厳原八幡宮神社に行ける。この八幡宮神社は、八幡様の応神天皇は勿論の事、神功皇后、仲哀天皇に姫大神・武内宿禰が祀られている。

 多くの境内末社を持つ八幡宮神社を散歩して佐野屋橋の写真を取り直して、ちょっと話題に成った再開発事務所を覘いて見る。

 さて、時間も無くなったので空港までバスに乗る。たまには、こんな風に足で廻れる範囲の散策も良いものだ。次は何時来れるかな?

06/12/2008更新

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