九州八十八湯巡り〜九州温泉道〜めざせ泉人 見習い編

 九州温泉道が平成22年11月26日、良い風呂の日にスタートした。長崎人としては、当然の事ながら地元の小浜温泉からスタートした。

 自宅を5時半に出発して、JR諫早駅で御湯印帳を購入して、一目散に小浜温泉の脇浜共同浴場に到着。入浴後、何時まで経っても番台さんが来ない。困った。

 7時半に成っても来ないので、隣の小浜荘に寄ったら番台さんは宿湯の掃除中。記念すべき一湯目のスタンプ(勿論のこと九州温泉道1番湯スタンプ)を女将さんから貰って多比良港に向かう。

1湯目 長崎県小浜温泉脇浜共同浴場 2湯目 宮崎県あきしげゆ温泉
小浜温泉 脇浜共同浴場 あきしげゆ温泉

 長洲港から高速に乗って、長崎から一番遠い鹿児島の指宿を目指して走っているうちに、えびのICで降りれば宮崎県の湯に寄れる事に気が付いて、「あきしげゆ温泉」に立寄る。上品な奥さんの出迎えを受けてスタンプを貰うと、今回も小浜に続いて九州温泉道1番湯スタンプだ。

 かすかにモール臭のする炭酸泉はメタ珪酸も濃い。まさしく美肌の湯だなぁ。大好きな桶湯にも浸かって満足して出発。先ほどの奥さんが外まで見送りに来て呉れた。恐縮です。

 再び高速に乗って、そのままう指宿スカイライン、石田湖と開聞岳に迎えられて指宿(山川)温泉に到着。海岸の砂むし温泉に来て御湯印帳を出すと「本当に来た!」と受付のお嬢さんが笑う。今日が初日だが本当に九州温泉道の入湯者が来るとは思ってなかったそうだ。

3湯目 鹿児島県山川砂むし温泉 砂湯里 4湯目 ヘルシーランド
指宿温泉 砂湯 砂湯里 指宿温泉 ヘルシーランド

 砂湯里で「すぐ近くにヘルシーセンターも有りますから」と見送られて、言われたとおりにヘルシーセンターに向かう。入湯者が多くて写真を諦めて熱湯だという湯船に浸かっていたら、係りの若者が入やってきて温泉ではなくて「工事で断水するので湯の温度が上がってしまいます」と申し訳なさそうに言う。源泉温度が高いので相当に加水してあるようで濃い小浜の湯に慣れた身には物足らないはずだ。

JR山川駅

 湯から上がって、日本最南端の有人駅「山川駅」を見物。「最南端の無人駅は何処だろう?」等と思いながら到着したのは歴史ある弥次ヶ湯温泉。ここでも連続で九州温泉道一番湯。オバチャンが記念にタオルを呉れました。ラッキー!

 加水無しの源泉100%の浴槽の周りはトドやマグロが寝転んでいたので湯だけ味わって写真は隣の加水可の浴槽。こちらも充分素晴らしい湯です。

 恐るべし九州温泉道。あちこちで長湯しすぎて、今夜の宿に向かう時間に成っても鹿児島市内に届かない。遅れる旨を宿に連絡して鹿児島最南端から北部の妙見温泉に向かう。今夜の宿は田島本館だ。この宿は若い頃に九州一周ツーリングをしたときに連泊した宿。

5湯目 弥次ヶ湯温泉 6湯目 田島本館
指宿温泉 弥次ヶ湯温泉 妙見温泉 田島本館

 若いスタッフに迎えられて、早速夕食。地鶏の刺身が黒霧に合うなぁ。食事前にリュウマチに効くと言う湯に浸かったので、食後は傷に効く湯と胃腸に良い湯を堪能して床に着く。

妙見温泉 田島本館

 九州温泉道の二日目は早起きして朝湯と散歩を楽しんでから朝食。竃で炊いた飯が旨い。宿の皆さんに見送られて和気神社に参拝して更に霧島神宮に向かう。ここで薩摩路の道中安全祈願を済ませて一安心。案外信心深いのです。

霧島神宮

 もう少し行けば宮崎県という山中の一軒宿、新燃荘に到着。ここでも九州温泉道一番湯を頂く。露天と内湯を楽しむ。

 下って湯之谷山荘に向かう。朝湯を楽しむ常連さんで賑わっていたのでカメラは出せない。温い湯に気持ちよく浸かっていると源泉槽の小さな湯船で湯桶を三脚代わりにして写真を撮っている若い人が居る。さらりとこんな事が出来る若者が羨ましい。

7湯目 新燃荘 8湯目 湯之谷山荘
霧島温泉 新燃荘 霧島温泉 湯之谷山荘

 その若者と暫く話し込んでいたら鹿児島の友人との約束の時間を過ぎていた。慌てて別れの挨拶をして湯之谷山荘を後にする。


見習い認定は第2号です。A6版の可愛い認定証。

入門編に続く

12/09/2010更新

12/06/2010更新

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