四面上宮(御舘山山頂)

 諫早神社(旧四面宮)の上宮、四面上宮にやってきました。(12/16/2001)

Mapion

享保13(1728)年9月に再興された石祠は竿柱に第十世現住法印宥○謹○と記載。

 御舘山の山頂の展望台です。
以前のぼっていたころは貧弱な鉄製の展望台だったのに、しっかりした木製の展望台が建ってます。足元も石段や石畳に成っていて、なかなか整備が進んでます。

 でも、展望台は使用禁止。なぜ??
こそっと昇ってみたら一番上で、焚き火の跡が・・・・・
木製の展望台で焚き火を??
信じられませんね。

 向うの山は多良見町の琴の尾岳。その手前が大村湾です。そのまた手前で緑の上に見えるアパート群のあるところが30年前までは弘法山でした。

 そのまた手前のアパート群が元、虚空蔵山。やはり団地造成で名前の無くなった山達です。現在は各々、堂崎町、白岩町となっています。

 さて昔を懐かしんでなくて上宮に行ってみましょう。整備された道から、ちょっと外れて東側に行ってみましょう。

 東を向いて四面上宮の石祠が静かに、そこに居ます。内側には梵字と四面上宮の文字が見えます。

 本明川の諫早神社から徒歩で15分ほどです。途中の坂道を御幣を振りながら坂を登るので、「宇都名幣振坂」の地名が十数年前まで残っていました。

 「へーふりざか」と、読むんですよ。

本宮の「諫早神社」に行きますか?

それとも、すぐ下の「御舘山稲荷神社」に行きますか?

<メモ>

 四面上宮がいつ頃建立されたものであるか?このことについて諫早史談2号で松尾伸太郎氏が一文を上梓されてあった。

 その文に寄れば四面上宮は元禄5(1692)年の開基であるという。

<メモ2>

 右手に祀られているのは船魂大明神と呼ばれ同じく元禄年間の建立。船魂を船霊や船玉と記す場合もあるが漁民や船乗りに広く信仰されるという。

 船魂神は女性であるとの伝承から船に女性を乗せるのをタブー視する傾向もあった。

05/17/2008更新

 

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