諫早神社(お四面さん)

 諫早神社にやってきました。国道207号線の四面橋のすぐ脇にあります。(12/02/2001)

Mapion
(祖霊例祭の日に撮影)

 諫早神社は、もともと、雲仙山四面宮の分身末社として、古くから勧請されて、祀られた神社ですが、明治の、神仏分離令により、仏教色を排除し、現在の社名、諫早神社となりました。

 しかし、地元では、現在も「お四面さま」と、呼ばれている。手前の川原は、四面川原、橋は、四面橋です。

 そうそう、この飛び石は、テレビドラマ「親戚たち」の撮影時に、復元されたものです。

祭神
大己貴命、少彦名命、天照大神、御霊八神

由緒
聖武天皇神亀5年(728)に、行基菩薩が、当地に立ち寄り、雲仙を遥拝したことに始まり、その地に、石の祠を建立した。

ご利益
福の神(海運の神)、健康長寿の神(医薬の神)

 境内には、行基菩薩、お手植えの木と伝えられる、名木「諫早神社のクス群」が有り、県指定天然記念物に指定されています。

祖霊例祭 10月12日
09:30例祭を行い、10:30下の宮で祭典、そのあと帰宮する。

 他の「四面宮」は、神仏分離令の際、「温泉神社」と、なったのに、諌早は、祭神も変えて、「諫早神社」となったのは、なぜだろう?

(追加書き込み) 社名の理由は、別にして、祭神は、明治10年に、社殿を再建したさい、八幡宮、御霊宮、神明宮を合祀した際に、上記の祭神としたようだ。(02/02/2002)

 四面宮(温泉神社)としての、言い伝えによると、雲仙の温泉神社を中心に据え、金剛曼荼羅の成身会の構造を、末社の4社と構成し、これが四面宮の本地仏である、五智如来であるといいます。

参考

一の宮。千々石神、阿しゆく如来、現在の千々石町、温泉神社
二の宮。山田神、宝生如来、現在の吾妻町、温泉神社
三の宮。伊佐早神、阿弥陀如来、現在の諫早市、諫早神社。
四の宮。有家神、釈迦如来、現在の有家町、温泉神社

 温泉神社には、その他の末社として、加津佐町の温泉神社を始めとして、半島内に多数あります。

<メモ>

 僧行基建立の諫早神社であるが、元は「四面宮」で、荘厳寺と共に、この地に建立された。本文にあるように、神仏分離令の際に、荘厳寺は廃され、このとき仁王門は、現在の慶巌寺に、また如来像は安勝寺に、器具類は佐賀県藤津郡の竹崎観音寺に運び込まれたと云います。

また、ここから15分ほどの、御舘山の山頂に、「四面上宮」が、今でも祀られています。

<メモ>

境内社

神明宮の石祠(天照大神)
猿田彦大神(一基は文政年間)*二基、
山の神大山咋命

を確認できた。

神社社務所 宮司 宮本正一 電話:0957-22-2073

04/26/2008更新

02/02/2002更新

 

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