今回の「くじゅう」は温泉巡りと決めた |
今回は家内と九重方面に二泊三日で温泉三昧。宿は、いつもの久住山荘。金曜日に休みを入れて、二泊三日の夫婦の散歩だ。(02/13-15/2009)
高速道路の通勤割引を使うために、朝七時半に諫早を出発。東背振ICで乗り換えて日田ICで高速を降りる。年に何度か訪れる久住だが今回は「温泉巡り」で過ごすことに決めていた。先ずは杖立温泉で休憩。
最近、話題の「杖立プリン」が目当て。元湯の露天で一休みしてから、杖立プリンのパンフを見ながら物色。馴染みの葉隠館の薬膳プリンは午後からの販売でNG。気になったのは泉屋さんの「焙茶のプリン」だ。
泉屋さんの気持ちの良い対応に満足して、その上、足湯を楽しんで杖立温泉を後にした。そのまま小国の中心に向けて走り始める。
小国の道の駅に寄って、わいた温泉郷の情報を探すつもりだったが、目に付いたのはサラダ巻きと一緒に入っている「こんにゃく寿司」だ。判りやすく云えば、おイナリさんのアゲをコンニャクに置き換えた物だが、これが絶品。じつに旨い。旨すぎてパックの写真しか残せなかった。
どうやら、岳ノ湯温泉の白地商店の蒸鶏が旨いらしい。丸一羽の蒸鶏は三時間前から予約しないといけないが、定食なら行ってからでも大丈夫と聞いて、それならばと岳ノ湯温泉を目指した。
着いてみると、今日は予約で一杯で定食も対応できない。との事だった。仕方が無いのジムニーを停めた「ゆけむり茶屋」で、昼食を摂る事にしたが、これが予想に反して、旨い!
食事処の床暖房を楽しんでいる家内を残して、食事とセットになっている温泉を試して見る。床暖房・調理と温泉蒸気を使うほど湯量は豊富。なるほど湯は滾々と溢れている。贅沢だなぁ。
食事の後は、442号線で瀬ノ本に向かう。途中にある「うしず食堂」も気になる。ここで焼肉定食を食べて奥の温泉に浸かりたいとは思うのだが、いつもこの辺りに来る時は食事を済ませた後ばかり、縁が無いのかなぁ?
三愛レストハウスで買い物をして、瀬ノ本交差点を過ぎる。久住高原荘の先を左折して赤川荘に向かう。家内もここの湯には浸かりたいというので立ち寄った。
鉱泉の凝縮石鹸も有名な赤川荘は、源泉そのままの露天から眺める滝が素晴らしい。もちろん定評のある掛け流しの湯は文句のつけようがない。ここは別格だ。
いつまでも上がってこない家内。赤川荘は満足したようだ。家内の機嫌の良い所で長湯温泉に行ってガニ湯に入りたいと話してみると、「付き合うよ」の返事。さっそく天風庵で有名な長湯温泉のガニ湯に向かう。
まだ、午後の明るい時間帯。ガニ湯に入るかどうか迷っていたら、馬達がやってきてカメラまで回りだした。これは断念するしかない。
ガニ湯に入れなかったので、湯平温泉に向かうことにした。石畳の温泉として最近注目の温泉地だが、その歴史は古く享保年間にさかのぼるという。
銀の湯は掃除中だったので砂湯に向かう。素朴な雰囲気のある良い温泉だ。
我家の別荘、久住山荘に夕食は他所で食べると伝えてある。まだ時間が早いので湯坪温泉地蔵原には向かわずに由布院を目指す。
試食品をツマミ食いしたり、お気に入りの店に立ち寄ったりしていたら良い時間に成った。
夕食は九酔渓の桂茶屋に行くつもりだったので、由布院で夜食の買い物をして出発。ジムニーに乗った途端に雨が降ってきた。横殴りの雨と急に暗くなった道を急いで桂茶屋に向かったが、着いた時には既に閉店。後で聞いたら冬場は6時には閉めるという。まして今日は大雨。早めに閉店してしまったそうだ。
いまさら湯布院に戻る気にもならず、飯田の中心街で食事の店を探す。見つけたところは鉄板焼きの「食事処まいど」さん。ありようはラーメン屋さん。
翌日の朝に撮った写真 |
食事途中の写真(見苦しい) |
カルビ・鶏皮・餃子・砂ズリにライスを頼んで、後からオムソバを追加した。ご主人自慢の鉄板で調理した料理は写真と違って旨かった。
お腹が満足したところで、何時ものように我家の別荘である久住山荘にチェックイン。温泉に浸かって、おやすみなさい。
明け方まで強い風が吹いていたが、朝になってみると良い天気だ。朝食を済ませて、腹ごなしに散歩。何時もの久住山荘の朝を過ごす。
朝から、やまなみ(県道11号)のラベンダー園入口のアイスクリームを久しぶりに買って由布院を目指す。以前は、ここのアイスクリームは九重の楽しみだったんだが、最近は美味しいアイスクリームの店が増えた為か、あまり寄らなくなってしまった。
家内を由布院の真ん中で降ろして、私はコバルトブルーの湯が有名な庄屋の館に久しぶりに行って見る。
露天で一緒になった群馬から来た新郎さんは、私と同じように新婦さんを待たせたままの入浴との事。新婚さん達は、この後は何処に行ったやら。
庄屋の館の居心地が良かったので、家内と合流したのは昼に成った。由布院の食事処の様子を聞くと、何処も満員との事。それなら昨日の敵討ちに桂茶屋に行こうという話になった。
一旦、飯田高原の交差点まで戻って、賑わっている九重夢大吊橋の駐車場の脇を素通りして九酔渓に向かう。昨日は閉まっていた桂茶屋に到着。狸メイクの「お福」さんが迎えてくれた。
ヤマメの塩焼き+すご腕バイキング(1,380円)を注文。表のオチャラケた雰囲気とは違って、料理はしっかりとしているし店内の雰囲気も良い。
料理を堪能して、お福さんから入浴割引券を貰う。提携の二匹の鬼・つれづれで利用できる。さっそく二匹の鬼に行ってみよう。九酔渓には久しぶりに入る。
露天風呂なら無料で入れるのだが、冬場は露天が閉鎖しているので500円を追加して家族風呂に入る。お隣から聞こえる黄色い声は桂茶屋で隣の席に居た若い女性の二人組み。
バイキングで山ほど料理を皿に盛って、沢山残していた二人組みだ。彼女たちも目的は同じのようだ。
褐色の湯を堪能した後は瀬ノ本のシェ・タニで休憩。久住に来るたびに一度は訪れるケーキカフェ。今日は季節外れの暖かさにコーヒーだけでもと思ったら家内はケーキセットを注文。スィーツは別腹のようだ。付き合ってプリンセットを頼んだ。
例年なら氷の祭典が有っていた時期に、アイスコーヒーを頼むとは思わなかった。季節が狂っているのが実感される。
我が家の別荘、久住山荘に戻るのに、県道40号線で回り道してみる。スキー場は人工雪でゲレンデだけが雪を確保しているが、経費がかかるだろうなぁ。
筋湯・湯坪の温泉街を久しぶりに通ると、民宿が女性好みに小奇麗になっているのが目に付く。そうかと思えば湯坪の「よろずや」」さんは閉店。厳しいなぁ。
久住山荘に家内を降ろして、近くの散歩に出る。この辺りの地名は地蔵原と言うが、その名の由来となった道標の首なし地蔵まで歩いて、そのまま地域の鎮守である大山積神社に参拝。
オオヤマズミといえば、一般には大山祇と書くが、ここ湯坪では大山積に成っている。神社は湯坪の温泉街の外れに成るが、反対側の玖珠川の上流は、河原湯と云い、共同浴場がある。
よく歩いた。久住山荘に戻って夕食を頂いて、部屋で飲んでたら疲れたせいか、すぐに眠くなる。もう一度、温泉に浸かってから、お休みなさい。
夕食 | 朝食 |
今日も良い天気だ。壁湯温泉にでも行こうかと思うが、その前に名水のコーヒーでも飲みたい。あいのせ茶屋に寄ってみよう。あそこなら四季彩ロード途中にあるので遠回りにもならない。
コーヒーも良かったが饅頭が旨かった。さて壁湯温泉に向かおう。一軒宿の福元屋さんの駐車場に車を入れて下る。この壁湯温泉は大分に多い混浴。
もっとも家内は、手前にある天女岩風呂に入る。日の高いうちは、なかなか入りにくいものだ。さて、私の方は見晴らしの良い壁湯に入る。先客の話に寄れば常連さんは2時間は浸かると言う。
なるほど、体温ほどの湯温だから湯疲れもしないし、それどころか長湯しないと温まらない。家内が洞窟のような岩風呂から上がるまで、小一時間ほど名湯、壁湯温泉を楽しんだ。
長湯をすると、おなかが空いてきた。一昨日の午前中、小国でつまみ食いしたコンニャク寿司が旨かった。久住山荘の奥さんに聞くと、もともと天ヶ瀬の名物で、駅前の店で買えると教えてくれた。
コンニャク寿司を買いに行こう。
天ヶ瀬温泉の駅の前には聞いたとおりの一番列車という店があった。昼に到着したのだが、目当ての、こんにゃく寿司は売り切れていた。
お店の人が煎れてくれた、お茶と茶菓子が旨かったので、その気になった家内は色々買い物をしている。
さて、お昼も食べたいし何処に行こうか?ちょうどこの週末は日田の雛祭りが始まっている。豆田に行こう。豆田の町は久しぶりに来たが、電線の地中化が済んで、すっきりとした町並みを楽しんでいたら、家内が小さな雛飾りを見つけた。
豆田の中の飲食店は、どの店も満員。お雛さまを連れて、すこし外れた所まで行って見よう。ジムニーに戻って日田ICの方に走っていたら、金比羅亭という店を見つけて昼食。
あいも変わらず食べ過ぎの夫婦です。お雛さまを連れて諫早まで走る車中、「温泉三昧なら武雄か嬉野に寄るかい」と聞くと、さすがに「真っ直ぐ帰ろうよ」との事。
温泉三昧の夫婦の二泊三日の休日だった。
熊本県阿蘇郡小国町杖立温泉 熊本県阿蘇郡小国町大字西里2798-2 熊本県阿蘇郡小国町大字西里2816 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺牛津7908-1 大分県竹田市久住町大字久住4008-1 大分県竹田市直入町長湯 大分県由布市湯布院町湯平 |
大分県九重町田野1624 大分県由布市湯布院町川上444-3 大分県玖珠郡九重町田野九酔渓 大分県玖珠郡九重町大字田野685-4 大分県玖珠郡九重町大字町田壁湯 大分県日田市天瀬町桜竹537-2 大分県日田市吹上町1129-2 |
侘び住まい 旅の土産の 夫婦雛
03/02/2009更新