五島物語を供に五島へ

 五島市へ出張。今回は福江の旧市街と玉之浦・樫の浦に用件を抱えている。例によって相手の時間が噛み合わず効率の悪い仕事と判っていたから、五島物語を供とした。(06/04/2008〜)

五島物語

 五島物語は郷土を愛する医師、郡家真一氏が郷土史の研究を元に読みやすい物語として昭和49年に発表されたもの。物語が書かれた場所で読み直すと筆者の気持ちが直に伝わってくる。

 さてさて、そうは云っても仕事が優先。大波止で拾ってもらって営業所で打ち合わせを済ませ、車を受け取り客先を目指す。樫の浦に住む昔馴染みの長老は、まだ戻ってない。アコウの樹を見ながら時間を潰す。長老からアドバイスを貰って、やはり玉之浦を訪ねたほうが良さそうなので、玉之浦の知人に電話を入れて高浜経由で向う。

樫の浦のアコウ

 岐宿から三井楽に向う道もトンネルが整備されて随分と走りやすくなった。時間に余裕があるので七嶽神社白鳥神社に参拝。神社の由緒はリンクからどうぞ。

 途中で連絡を取って居たので到着したときに知人も戻ってきた。昔馴染みの知人との仕事の話は阿吽の呼吸で済んでしまう。顔だけ見れば話は通じる「よかっったい。泊りやろ、まぁ飲んなはれ」とビールを出されたが、そうは行かない酌み交わすのは次回の約束にして福江に向う。

七嶽神社 白鳥神社

 そういえば二本楠の手前に在る雉の里の理事長、神之浦氏が今度の市長選挙に立候補を表明したようだが情勢はどうだろう?まぁ、選挙権も私は無いし単なる野次馬だ。その雉の里の前を走る道路が長崎県で一番長い直線道路。長さは2km強だったかな?

 直線道路を左折、二本楠で所用を済ませて猪掛トンネルを越えると右手に鬼岳が見える。営業所で今日の経過報告と関係書類のチェックをして本日の業務終了。

長崎県一の直線道路 鬼岳

 朝から予約した五島第一ホテルへ送って貰ってチェックイン。明日の朝食分も前払い。この後、明日の下話をするために所長と八潮に向う。相変わらず刺身が旨い。焼き魚は何が良いか聞いたらカマスが良いとの事、早速見せて貰うと大きなカマスだったので半分ずつにしてもらう。

 八潮の料理は最後のにぎりも旨かったし文句は無いが翌日の仕事の下話が原因で弾まない。普段なら食事の後は夜の福江に繰り出すのだが本日は解散。寝酒を買ってホテルに戻る。

五島第一ホテル外観 割烹寿司 八潮

 五島物語を読みながら寝酒を飲んで本日は早めに就寝。お疲れ様でした。

 ぐっすり寝て朝は何時もの通り6時起床。池田城址(五島高校)まで散歩して本丸眼鏡橋や横町口蹴出門の石桁橋を楽しむ。

 今日のアポは10時から武家屋敷町だから慌てることは無い。朝からシャワーを使って遅めの朝食を、ゆっくり楽しむ。

今日は狭いほうの部屋 五島第一ホテルの朝食

 最初の仕事は30分で片付いた。次のアポは11時半に福江町。時間が有るので武家屋敷通りふるさと館を訪ねる。庭園や展示館を見学して、早めの昼食にウドンでも貰おうかと思ったら、食事が出来る喫茶部は11時からの営業。のんぴりと五島物語を読んでいたら、「五島茶です。下げに来ますから置いたままで良いですよ」と声が掛かる。有り難く頂く。

 11時前に、ふるさと館を後にして岩川の水場と石橋に寄り道して石田城の脇を通り大波止近くの福江町に向う。打ち合わせの途中に電話が入り、午後一番の予定が14時にして欲しいとの事。出来れば14時前のジェットホイルの3便に乗りたかったが最終便に乗ることになった。

 チケットの変更のために大波止の九州商船によって、ターミナル一階でウドンと鶏飯のオニギリを頂く。あれっ?肉ウドンが550円から600円に値上げになってる。貧乏サラリーマンは辛い。

 午後からの仕事を済ませてから船の時間に間があるので市役所に向うが、もし居ればと思った相手は出張中。名刺だけ置いて向かいに在る県の五島地方局に寄って見る。

 先週お世話に成った担当の方に挨拶してから再び大波止に向う。今日は旧市街ばかりだったから徒歩で仕事を済ませた。何時も今日くらい歩いたらメタボも解消かな?

長崎県五島市栄町6-19
五島第一ホテル
0959-72-3838

長崎県五島市中央町7-12
割烹・寿司 八潮
0959-72-6188

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