島原半島の石橋めぐりと休暇村雲仙

 台風4号が接近中なので休暇村雲仙へ朝から電話を入れた。「受け入れできますか?」と聞くと「大丈夫です」との事なので、後発の女性陣を残して朝から島原半島を時計回りに出発。 (07/15/2007更新)

 まずは、諫早市内の「宗方神社」に向かう。ここは参道に石橋が有るのだが、長崎県内では珍しい刎(はね)橋の特徴をもった小さな石橋が見られる。宗方神社のあとは隣町の小野町の天満神社にも石橋があったので見てみよう。

宗方神社の参道橋小野町天満神社の御神橋

 諫早市を抜けて雲仙市に入る。いつもは仕事で通う道も観光気分で次男と走る。台風接近中に石橋巡りをする親父の監視役で付いてきた次男も石橋の観察ポイントが身について来たかな?雲仙市では温泉神社の分身末社の四面の山田神を尋ねる。もちろん今は温泉神社と呼ばれている。

雲仙市吾妻町の温泉神社の御神橋

 吾妻の温泉神社から登ってグリーンロードに入る。男二人旅には縁がないが、別ルートの女性陣の為に淡島神社にも寄ってみよう。ここは安産祈願にご利益があると女性に人気の神社。この小さな鳥居を潜ると安産間違いなしとか。

淡島神社の小鳥居

 神代の淡島様を後にして、島原市三会の天神様の石橋をみて、先日アップしたばかりの川北橋を再確認。さて腹が減った。本日の昼食は島原市内では、私のお気に入りの銀座食堂で具雑煮を食べよう。

一番街の桁橋

 餅で腹が張るので一番街を散歩してアーケード沿いの疎水の桁橋を見る。この桁橋の先に市営の温浴施設の建設が始まったが、それに先んじて足湯がオープンしている。

アーケードの足湯気持ち良い

Mapion

 足湯で足が軽くなったところで、今夜の飲み物を買って出発。台風接近の強風のなか南島原市布津町に入って、飯野の眼鏡橋を見る。周辺の整備が始まったようだ。ちょっと安心して中通の熊野神社に行ってみよう。熊野神社に着いて気がついた、深江の諏訪神社を通り越してしまった。まぁ良いか。この先には有家町の丸尾橋が待っている。

南島原市有家町の丸尾橋

 有家まで来たら、温泉神社は外せません。温泉神社の境内の大楠が強風に煽られて大きな風音を立てています。今夜の宿は諏訪の池湖畔の休暇村雲仙ですから、そろそろ山に入りましょう。鮎帰りの滝まで上がってみます。鮎帰りの滝の看板より「滝の茶屋」の案内看板が判りよいようです。

南島原市有家町温泉神社の御神橋

Mapion←鮎帰りの滝

 このところの梅雨の長雨で滝の水は豊富です。滝の茶屋のそうめん流しはパスして宿に向かいましょう。家内達女性陣は既にチェックインを済ませて、大浴場に行ったとメールが入っています。

 諏訪の池を越えて休暇村雲仙に到着。満室と聞いていたが台風でキャンセルが入って、半分以下の宿泊のようだ。チェックインを済ませると家内達は湯上りでアーちゃんをあやしながら売店を物色中。

 部屋は二階で橘湾が眼下に見える。広いし期待以上にきれいだ。フロントで停電を心配して、しきりに早めの入浴を勧められたので、準備をしていたら停電。幸い時間は短かったが、さっそくアドバイスにしたがって大浴場に向かう。

 温泉では無いが雲仙の伏流水を沸かして炭ろ過した湯は、なかなか肌に気持ちい。入浴後はお腹が空いた。これも停電を心配しての早めの夕食。二階のレストランだ。

 大人達の食事の前にアーちゃんが離乳食を食べるのは毎度のこと。アーちゃんが食べてる間にも、お目当ての雲仙スーパーポークが焼け始める。

 途中で、たこ焼きが出てきたと思ったらタコの変わりにジャガイモが入ってます。これが美味しくて、お代わりまで貰ってしまいました。

たこ焼きじゃないよもちろん冷酒は欠かせません

 BBQのコースを除いて、一番安価なプランを頼んだのに、なかなか料理も満足です。バイキングのデザートコナーの脇でスタッフの方が、おにぎりを握ってくれています。「夕食が早いので夜食にどうですか」と薦められる。もちろん有難く頂いていく。

おにぎりを握ってくれてます夜食用に頂きました。

 しっかり食事に満足して部屋で二次会。ところが私は、うたた寝してしまい目が覚めたら2時過ぎ。夜中でも大浴場が使えるというので、二度寝する前に入浴。チェックインから朝の9時まで大浴場が使えるのは良い。夜中に寝汗をかいた時などには酒飲みには有難いサービスだ。気持ちよく二度目のおやすみなさい。

アーちゃんは朝から元気朝はやっぱり散歩でしょ

 朝からアーちゃんは元気だ。せっかく環境の良い休暇村に来ているのだから食事前には散歩でしょう。台風の被害も少なくて小鳥の声を聞きながら3k程の散歩を楽しんだ。宿舎に戻って朝食を頂く。バイキングのメニューは豊富なのでアーちゃんが食べれるものもある。ラッキ〜♪

唐比の向こうに諫早湾と多良岳連峰私の朝食
休暇村雲仙への予約はここから

 朝食後は朝湯を楽しんだり、思い思いに10時までの時間を楽しむ。休暇村南阿蘇なんかのパンフをみながら、「やっぱり2泊はしなくちゃ」とは家内の独り言。ゆっくり時間を過ごしたあとは、乳児を含めての女性陣は諫早に向けて出発。私達は昨日の西有家から再度島原半島一周に向かう。

原城址の天草四郎

 原城址や北有馬を過ぎて深谷橋を見る。口之津まで来ると昔から好きな榎田橋までやってきた。次男と「島原の子守唄」の青煙突のバッタンフー〜♪の意味なんかを話していたら、加津佐町に入って岩戸山が見えてきた。この加津佐の温泉神社にも厳吼寺にも御神橋のアーチ橋がある。

 雲仙市に入って南串山の目当ての桁橋はコンクリートに改修されていたのでパス、小浜町北串金浜の眼鏡橋を眺めてから小浜を抜けて千々石。ここでも目当ての石の桁橋が改修されていてがっかり。

 諫早に入って小ヶ倉に向かう。今は諫早市役所の横に移築されている小ヶ倉橋が有ったところにやってきた。今でも此処に架かっていたら風景に似合うだろうと思いながらも、消失を免れたことに感謝。

小ヶ倉橋が有ったところ小ヶ倉の板橋

 右の写真は小ヶ倉の集落内の水場に架かる小さな石の板橋。この橋の先には細い踏み分け道があるので、こんなに小さくても石橋だ。

 今回は、ちょっと変わった夫婦の散歩?に成ったが、こんな休日の過ごし方も良いのかもしれない。

----------------------以下は予告編で掲載したページ--------------------


私が予約したプランです

  予約したのは「休暇村へGOGO焼しゃぶプランのお一人様、平日5,500/休前日6,550円 なりといったリーズナブルなプランに決定。(上の価格はじゃらんネット/yahoo予約時)休暇村雲仙には大浴場は有るが温泉ではないので、温泉が御所望なら雲仙小地獄辺りが最適かな?

 当日は、家内達女性人とは別行動で、雲仙・島原・加津佐の未確認情報がある石橋探訪と、写真の撮り直しが目的。乳児の孫を連れて未舗装の山道を走るわけには行かないので、夕方現地で落ち合おうと計画。

1)未確認情報の石橋探訪

・島原市の国道に掛かる橋は火砕流で消失したと思っていたが、昨年末には在ったよとの情報の確認。

・北有馬の山ノ神の橋(辻ノ内橋)をもう一度探してみる。

・加津佐の沼田橋の上の橋を再調査。

2)島原半島の三つの橋の撮り直し

・雲仙の桜橋、加津佐の二橋が以前撮った写真が気に入らないので撮り直し。

 これだけ全部可能かは判らないが、とにかく夕方には切り上げて休暇村雲仙でのんびりしよう。天気がよければ天体観測も楽しめそうだから。

03/16/2008みさき道人さんのご指摘で訂正

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