年末年始に韓国一人旅(二日目) |
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今度の年末年始は、家内とスケジュールが合わなかったので恒例の訪韓を中止しようかと思っていたが、家内が折角の休みだから行ってきなさいと言ってくれた。10年ぶりの韓国一人旅だ。(12/28-01/3/2009)
早く昇仙橋に会いたいからか、二時間おきに目が覚めて、朝の5時には起きてしまった。朝から地下鉄でノポドンまで行って、そこから高速バスで順天市に向かう。仙巌寺まで今日のうちに行って、昇仙橋に会いに行く。戻ってから翌日の順天市のシティツアーを予約するつもりだ。 雰囲気のある温泉場の湯は、足湯で我慢しよう。 【12/29/2008】 宿のアジュマを叩き起こしてチェックアウト。まだ5時40分だ。足湯にでも入って時間調整をしようと思って来たら、温井龍門の前の足湯は、空っぽ。なんてことだ、朝10時からしか使えない・・・・ もう地下鉄(高架ですが)は動いているので、ノポドンに行こう。 ハナロカードで改札を通過。バスターミナルに到着。順天市までの切符を買って出発フロアに下りる。なにか腹に入れておきたいが、出発は07:00で時間が無い。スンデを三本食べて腹の虫を抑える。 3時間以上のバス乗車だから軽めがいいだろう。 出発後、一時間ほど掛かって高速に乗る。ICを入るのが大仕事だ。もっとも大変なのは運転手さんで私はのんびりと車窓を楽しめば良いだけだ。 シートも1+2列のスタイルだからゆっくりしている。 二時間弱の乗車でSAにトイレ休憩。この後は案外早くて1時間程度で順天市市外バスターミナルに到着。大手の出版物やサイトで、市外バスターミナルから仙巌寺行きのバスが出ているように記載されているが、すくなくとも現在は市内バスの停留所から乗る必要がある。 悪く考えればリサーチ無しの掲載で、贔屓目に見れば最寄の市内バスの停留所の名前が「市外バスターミナル?という事かもしれない。 バスは前から乗って中央から降りる方式。料金は前払い。仙巌寺までの市内バスは、1番に乗れば良い。3〜40分程度には走っているので困ることはないとの事。 待つほどもなく1番のバスが来た。一時間ほどの市内バスを楽しんだら目的の仙巌寺に到着。韓国の有名な寺は何処でも、たっぷり歩かされる。 カーブを曲がったところで橋が見えてきた。なんと昇仙橋の手前にも端正な石造アーチ橋が架かっている。 やはり現地に来て見なければ判らないものだ。(奥に見えるのが昇仙橋) 橋のレポートは帰国してから石橋のページにアップするとして、せっかく来たのだから仙巌寺に参詣してみる。 古刹を堪能してから順天市の観光案内所に行くために駐車場へ戻る。 バスを待つ間に考えた。無理に明日のシティツアーを待たなくても松広寺に行けるのではないだろうか? やって来た1番のバスに乗ってから「案内所のある順天駅に着いて考えよう」と決めた。40分ほどで順天駅前に到着。とりあえず向かいのバス停に行ってみると、親切なオンニが「111番のバスで行けますよ」と教えてくれた。話していたら、そのバスがやってきたので案内所はパス。 バスに乗って車窓を眺めていたら、さっき戻って来たコースを走っている。市内バスのルートが判ってれば、仙巌寺から幹線道路に出たところで降りて、そこで111番のバスを待っていれば良かったのだ。バスルートを知らないばかりに大きく遠回りをしたことになった。 まあ、そんな効率の悪さも旅のうち。初めての土地、そんなこともある。うとうとしながら二時間ほどで到着。 拝観料を支払って歩いていると橋の工事をしている。支保工の様子をみると石造アーチ橋を新たに架けているようだ。その先にも石橋が見える。桁のスパンが長いからコンクリート橋だろう。 予想通りの張りぼての石桁橋を渡っていくと、先のほうに端正な石橋が見えてきた。輪石は張物だが橋底を見ると石橋風にも見える。コンクリート充填式の石橋かな?こちらは雰囲気がある。 橋を見ていたら日本からの団体が来た。日本人に限らず団体は苦手だ。タバコを吸ってやり過ごす。団体になると西欧人でもアジア人でも大きな声で自分達だけの場所の様に振舞う。その姿が、どうしても好きになれない。 やっと目的の橋まで来た。あまり有名ではないが松広寺の石橋も歴史ある良い橋。やっと会えることが出来たので暫し楽しむ。堀が凍っている。 やっと満足して橋を渡って大雄殿から境内を散策する。観音様は我が家のご本尊。丁重に参って境内の壁や屋根、曲がった不揃いな柱の景観を楽しむ。 参詣を済ませて駐車場に戻る間、もしかしたら光州や南原に向かう定期バスが有るのではと期待しながら歩いて、バス停で確かめると急行バスは有るものの、やはり順天市内に戻るしかないようだ。 また二時間ほどバスに揺られて順天駅前に戻る。明日の事は、まだ考えてないが、どう動くにしても駅前が良いだろうと何となく思ったからだ。 とにかく腹が減った。朝のスンデから何も食べていない。目に付いた駅前の店で、看板にあったチュオタン(どじょう汁)を頼んだが、都合が悪い様子だったから、「じゅあ。御勧めをと頼んだらソモリへジャンクックが出てきた。 ソジュを一本頼んだら、店の外から買ってきてくれた。申し訳ない。 夜食というか追加の飲み物を買って宿を探す。探さなくても幾らでもあった、ちょっと裏手の以前(10年ほど前かな)泊まっていたような安そうなモーテルにチェックイン。 一泊20,000Wクラスになると、ただ寝るだけで鍵も呉れない店も多い。夕食を済ませてから泊まれば不便はない。もちろん日本のラブホテルではないので、出入りは自由。荷物を置くのに多少不安があるだけのこと。 明日は、どうしよう?目が覚めてから考えるか?旅日記を書き終えたら、もう一度風呂に入ってから考えるかな? |
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寝るときに、ふと思ったのが知らない町で道に迷ったり、どうしていいか判らない時には、なぜか若い女性に尋ねることが多い。べつに助平心から聞くわけではないのだが、どうしてだろう?
今日も何人かの、お嬢さんにバス停を聞いたり、乗り方を教えてもらったりした。考えてみると中高年の人に尋ねても煩そうにされたり、もっと若い学生では頼りにならず、言葉も満足でない中で、なんとか当方の希望を理解して、さらに答えを教えてくれるのは若い女性が多いようだ。
自分も長崎にいて、観光地であるからよく道を尋ねられるが、つい面倒な気持ちが顔に出てはいないだろうか?普段の自分の事を安宿の枕の上で考えた。
【メモ】
新羅時代から知られていたという歴史有る温泉地、東莱温泉。1,691年に湯口が設けられたが、老朽化が進み1,766年に改築され、そのときの碑が残って、市指定記念物に指定されている。
改建された施設は男女湯に別れ9間の建物だったそうで、写真はその入口、温井龍門。座っている人の隣に建つ黒い石標は、釜山特別市指定記念物第14号の表示が刻まれていた。
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