年末年始に韓国一人旅(五日目) |
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今度の年末年始は、家内とスケジュールが合わなかったので恒例の訪韓を中止しようかと思っていたが、家内が折角の休みだから行ってきなさいと言ってくれた。10年ぶりの韓国一人旅だ。(12/28-01/3/2009)
明けましておめでとうございます。今朝は5時起床。歳の晩は「行く年来る年」が始まったところで床についた。毎年の事だが旅先にいれば新年の実感は無い。帰国して初詣に行ってから新年に成る様な気がする。 旅の空は、日常の生活から切り離された時間だ。日常からは開放されても夫婦の関係は別物、定期便のメールでは諫早も今朝は雪だそうだ。こちらも気温は零下に成っている。 【01/01/2009】 釜山の温泉場から順天・南原と廻って晋州まで来たが、久しぶりの韓国一人旅。統営にも蔚山にも行ってみたい。初めて行く場所だから、行ってからでないと、その先は判らないが、とにかく統営に行ってみよう。なにはさておき、昨夜買って来た、辛ラミョンのカップ麺で朝食だ。 7時に発車したバスは8時過ぎに統営市外バスターミナルに到着。大昔に通過したときの記憶では、もっと市街地に近いところにバスターミナルが有ったように覚えているが、なんにしても新しいターミナルビルだ。 新しいのは歓迎するとしても、市内バスのルートマップが見つからない。仕方が無いのでターミナルの前からタクシーに乗り、市内の忠烈祠に向かってもらう。 初乗り1,800wだ。よく見ると個人タクシーだ。 今回の旅で初めてタクシーに乗った。バスや地下鉄で行動するのが好きな私にしては珍しい。タクシーは早く着きすぎて、まだ8時30分。拝観時間は9時から。 受付の前で、タバコを吸っていたら、係りの人が構わないから入りなさいと言ってくれた。感謝。 忠武公李瞬臣将軍は、釜山の龍頭山公園にも大きな像が建っているので、お馴染みだが国難に際し請われて将軍となった、かの東郷元帥も尊敬したほどの水軍の将。 水軍といえば、この近くに韓国水郡を統括し統営の名の元になった、洗兵館にも行って見よう。坂道を登って下りきったら左手上に見える。統営は坂道の多い街だ。 さすがに兵を集める施設だけ有って大きい。晋州城でもそうだったが、ここも靴さえ脱げば上がる事ができる。ちょっと大将軍の気分になってみよう。 もう少し歩けば市場と港に出る。旅の途中では市場で新鮮な魚介類を見つけても買って帰ることは出来ないし、実際には見て廻るだけの邪魔者に過ぎないのだが、それでも市場を歩くのは楽しい。 たまたま、ちっと食べれる屋台などがあったりすると、その楽しみは倍加する。籠から逃げそうなサメやエイを見ていて食べれる店がないか探してみたが、歩く限りでは見つけることが出来なかった。 早朝にカップ麺を食べただけの胃袋は、まだ昼前なのに苦情を訴えている。店を探して港に出たら、亀甲船の想像上の復元船が浮かんでいる。実態が確認されていない戦闘艦だが見てみる価値はあるだろう。 今日は韓国も祭日で家族連れで見物に来ている。けっこう人気のようだ。レプリカだとかなんだと言いながらも楽しめた。 自分だけ楽しんでいたら、腹の虫が空腹で騒ぎ出した。統営の昔の名前は忠武、そう忠武キンパブの発祥の地だ。キンパブの具を別々に分けた、忠武スタイルのキンパブは、何処でも食べれるが、やっぱり現地で食べると違うかな? 港から振り返ると、元祖を売り物にした店もあったが、何時ものようにアジュマが元気な店に入る。イカもタコも旨い。ソジュが欲しいが昼間は飲まないことにしているので、我慢。 気ままな一人旅だと、そんな事でも自分で決めておかないと、ずるずる沈んでしまう。 そろそろモーテルを決めようかなと歩き出したら、市場でチョッパルを売っている。そろそろ今夜辺りは、チョッパルで一杯やりたい。(こればっかり) チョッパルの店を聞いてみるが、帰ってくるのは「オプソヨ」ばかり。こまった、一旦、頭に浮かんでしまうと消えない。一人のアジュマが「隣の巨済市に渡った所にあった」と、教えてくれた。 さっそくバスに乗って行って見る。橋を渡ったところがバスの終点。ここからは巨済市内バスが出ている。 ついた所には、旨そうなフグの専門店。バス停に待っている人に聞いても「オプソヨ」の返事ばかり。仕方が無いので、市外バスターミナルに向かおうかと思ったが路線案内が見当たらない、しばらく到着したバスの行き先が変わるのを確認したが、統営方面行きばかり。同じ路線を戻るのも楽しくないので、傍に停まっている黄色いタクシーを覗きこんだらメーターが無い。 運転手に市外バスターミナルまでの料金を聞いたら20,000wだという。冗談じゃない。距離からすれば10,000wでも高い。14,000wで話をつけたが、それでも倍は取られた感じだな。 チョッパルが食べたいのと、タクシーの遣り取りの勢いで、ターミナルまで来てしまった。ここは釜山に向かうべきだろう。 切符を買ったら、今のタクシー代より安い。まぁいいか。 二時間ほどで、地下鉄2号線、沙上の市外バスターミナルに到着。ハナロカードを取り出してセミョンで1号線に乗り換える。ここまで来ると地図も何も要らなくなる。 南浦洞で降りて、そのままエリーゼモーテルに向かう。(タワーホテルの上に建つ)このモーテルは日本からネットで予約できる事もあって、シーズンには空き部屋が無いこともある。 空いていたのは安いほうの部屋。このところツインの需要が多いそうだ。なんといってもインターネットが使えるのがいい。安い部屋でもLANコンセントがついている。 フロントでケーブルを借りて、さっそく旅日記をHPにアップ。ほんの5日ぶりの接続なのだが、随分久しぶりのような気がする。 メールチェックも済ませて街にでる。 光復路から、国際市場を抜けて遠回りしてチョッパル通りに向かう。家内と毎年、釜山を訪れるようになってからも、チョッパル屋さんは減るばかり、以前かよった店は二軒とも無くなってしまった。 最近は店が減ったせいで、残った店は繁盛している。それでも空いている席を見つけて座る。チョッパルの小を頼んでも一人には多い。(残すという事が悪い事だと躾けられたのだ) 結局は食べ過ぎた。腹ごなしも兼ねて街を歩く。この数日間、気がけてキャリーを見ていたが強度不足が不満で買わないまま釜山まで来てしまったが、国際市場近くで目に付いたものを買った。初日の釜山では、この辺に足を向けないまま温泉場に向かったので、この5日間、荷物を半日程度は肩に下げて歩いた。 キャリーなんて何処でも有ると思わずに、最初から此処で探せば重い思いをせずに済んだ。まぁ、重い荷物を持っていたから無理をしなかったと思うことにした。 夜景を楽しんで歩いていても、ここは釜山、あちこちから日本語が聞こえてくる。その中に若いアガシを連れた、私と同年代の男どもとの会話が聞こえてくる。これだけが唯一、釜山で不愉快だ。 なぜ、あんなに集団で大声で、わめく必要があるのだろうか? せめて隠れてやってくれよよ思う。 |
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街角の両替アジュマは100円/1,430Wで交換している。まだ手元には十分ウォンが残っているので交換の必要はないが、一昨年のGWに比べれば倍の開きがある。
ついこの前、100円/1,500Wを超えていたことを思うと、これで大丈夫かなと心配になる。
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